春野屋漆器工房
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うるし仕事
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− 漆 の 特 性 −


↑囲炉裏になるんです。
床もうるし塗り。
うるしについて少しご説明しますね。
直接口につける漆器、いつでも身近にある家具、人が暮し触れる家に、
なんでうるしが使えてきたかっていえば、
うるしのこんな特性があるからでしょう。
うるし(漆)はウルシの木の樹液なんです。
なのでまずは、そのウルシの木について。。。

ウルシの木は傷がつくと
自分で樹液を分泌してその傷口を覆って保護しようとします。

ウルシの木はその樹液にまわりの水分を吸わせ、
温度の力を借りながら乾き、
強く強く自分を守ろうとします。

自然環境の中に立つために、
その樹液は傷口に強く密着して、酸にもアルカリにも強くなり、
雨にも虫にも強く、そして硬い硬いものとなっていくんです。。。

そうなんです。
これって塗料としての ” うるし” の特性そのものなんです。

うるしが酸やアルカリにも強く、
防水性、耐水性、防虫性、防腐性、抗菌性を持ち、
硬さでは塗膜となって2年程で鉛筆の2H、
30年程で7Hの硬さまでになるといわれるのは
こういうウルシの木の自衛の特性からくるものだったんですねぇ。
樹液が傷口へ強く密着、接着することから、
うるしは接着剤としても使われています。
そして、防錆性や電気の遮断性にも優れていることが分かり
利用されています。

さらに、うるしの乾いた肌は光沢も出て美しくなり、
色を混ぜるなどできて加飾にも適していることから
美術工芸としても発展してきています。

塗る私たちが環境(温度と湿度など)を整えてあげれば
有機溶剤なしで
「うるしは自分で乾く」 んです。
こんなことも、身近にある
漆器・家具・建築材料へ
安心してうるしを利用できる
理由なんだと思っています。


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